厚生労働省は平成27年度、「正社員実現加速プロジェクト」の一環として、勤務地・職務限定正社員制度を新規導入する企業を支援する助成金を創設する。

既存のキャリアアップ助成金に助成項目を追加するもので、同制度を導入し、実際に雇入れを行うと、中小企業に１社当たり40万円、大企業に同30万円支給する。加えて、有期・無期契約労働者を勤務地・職務限定正社員に転換すると、中小企業に１人当たり30万円、大企業に同20万円支給する。

さらに、派遣労働者を勤務地・職務限定正社員や短時間正社員に転換し直接雇用する場合は、中小企業、大企業ともに１人当たり15万円を加算支給する。

処遇改善の強化策としては、現在、有期契約労働者全員に適用する賃金テーブルの増額改定に中小企業で１人当たり１万円、大企業で同7,500円支給しているが、これに加えて雇用形態または職種別の賃金テーブルを増額改定した際についても支給する方向。適用者１人当たり助成額は、中小企業で5,000円、大企業で4,000円となっている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（労働新聞　平成26年9月22日）

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先日の「女性活躍推進加速化助成金」に次いでまた新たな助成金創設の情報です。今話題の限定正社員に関する助成金です。雇入れの際、実際は勤務地・職務限定で雇入れしているケースは多いと思いますので、この辺りのことを労働条件で明示すれば受給できるということになりそうです。詳細が決まりましたらまたご報告いたします。